住宅関連記事・ノウハウ

1 会社の機関設計のページ「会社のことは家族でも知らないことだらけ…」

社名、本社所在地、電話番号はもとより下記の項目についても記入できるようになっています。

• ・資本金
• ・取引銀行
• ・発行株式数
• ・決算月日
• ・設立
• ・顧問
• ・監査役
• ・税理士などの専門職

上記の内容は、定款、登記事項証明書、決算報告書、などなど、様々な書類を確認しないと掌握することができません。特に、一人会社などの場合には一目見てわかる記録がないと右往左往してしまうかもしれません。ご自身で会社を経営されている方だけでなく、ご自身がお勤めになっている会社の概要を備忘録として記入されてもよいでしょう。

会社の機関設計：もしものときに、ご家族が見ても分かるように最新の情報に書き直すことも大切（クロスリアルティコンサルタンツグループ）

「株式に関して」「役員に関して」の記載欄が設けてあり、ここには、それぞれ必要最低限の情報を記載できるようになっています。自分が経営している会社のことは、社長の家族であったとしても意外と知られてはいないものなのかもしれません。役員の変更があったとしても、このページに限らず、マイライフノートは何度でも書き直しができるノートです。変更が生じた際にはその都度書き直をし、常に新しい情報にしておきましょう。

2 会社の社会保険「社長さん！あなたの知らない社会保障、いろいろ揃ってます！」

会社が加入している社会保険（健康保険・厚生年金・労働保険・雇用保険）に関しましてはそれらの記号や番号、管轄、電話番号を一覧表に記載することができます。お手元には社会保険の内容が書かれたものが書類として保管されているとは思いますが、記入をするたびにそれらを取り出していては手間がかかりますよね。必要な時に誰が見ても一目でわかるようこの表にまとめておいてはいかがでしょうか。

社会保険覧：ここを見れば一目で分かるようにしておくと便利です（クロスリアルティコンサルタンツグループ）

次に書かれているのは役員の労災保険についての内容を記載する欄です。えっ！役員にも労災保険が適用されるの？と思われた方もいらっしゃるのでは・・・経営者や役員には、労災保険の特別加入制度があります。業務上の災害時には給付が受けられますので、加入している方はこの欄に記載し受給もれのないようにしておきましょう。

次に書かれている給与につきましては、基本給、手当、賞与、控除とそれぞれにその項目を記載できる表になっています。毎月変更するものではありませんので、備忘録として記入しておいてもよいでしょう。

3 会社の従業員ページ「大切な人財の情報を！」

「会社」カテゴリーについては、会社経営者、個人事業主など、事業を営んでいらっしゃる読者のみなさまを主たる対象としていますが、会社員の方であっても、ご自分が所属する部署の部下や同僚、また、派遣社員の方々をはじめとする外部招聘スタッフについて書き留めておくのも、コミュニケーションツールのひとつとして効果的です。

従業員一人一人の氏名、住所、生年月日等の基本情報のほか、ここでは、従業員が加入している社会保険を記載できる欄があります。昨今においては、正規雇用の社員だけでなく、契約社員、臨時社員、パート、アルバイト、業務委託社員など、様々な雇用形態が存在するため、経営者として、従業員の雇用環境や立ち位置を、この機会にしっかりと把握しておくようにしましょう。

会社の従業員覧：不足の事態が起こった際やお世話になった方を記載しておくと便利（クロスリアルティコンサルタンツグループ）

個人事業主や中小企業の経営者のみなさまが、長期入院などで会社をお留守にしている期間に従業員に不測の事態が発生した場合、社内に総務や福利厚生の専門担当者がいれば話は別ですが、対応するのはあなたのご家族などといったことが多いものと思われます。雇用形態は多様化していますが、あなたのご家族はすべての従業員の緊急連絡先や雇用形態をご存知でしょうか。よほど親しくお付き合いしていない限り、代表者のご家族が、従業員全員の緊急時の連絡先や、従業員の奥様の携帯電話番号、ご実家の電話番号を知っているケースは少ないですよね。従業員の健康管理や緊急時における対応は経営者の務めです。

そんな不測の事態に対応したり、従業員とのコミュニケーションツールとして有効活用していただくことができるページなのです。