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早めに家づくりを検討することがおトクな家づくりの第一歩
早めに家づくりを検討することがおトクな家づくりの第一歩
金利が安いときを見計らって、できるだけ早めに家づくりを検討することが、おトクな家づくりの第一歩になることについて解説しましょう。
住宅金融支援機構(東京都文京区)は、2月4日(火)に各金融機関が提供する長期固定金利住宅ローン「フラット35」の2014年2月の適用金利を公表しました。最低金利は過去最低水準だった前月(1.80%)より0.01%下げ、史上最低水準になりました。
もっとも多かった金利は1.79%となっています。一方、借入期間が20年以下のタイプは1.53%~2.24%で、最低金利は前月に比べ0.01%上昇しています。返済期間が最長50年の「フラット50」の金利幅は2.50%~3.25%で、最頻値は2.75%。史上最低金利という見出しが踊り、これからもフラット35はずっとこのままの金利が続きそうな印象をうけますが、注意しなければならないことがあります。
フラット35金利が適用になる月はお引き渡し月であり請負契約締結月ではありません。
よって、現時点で低金利だからといって、契約を締結し、お引き渡しが完了するまでは正確な金利は確定できないのです。
フラット35金利に大きな影響を及ぼす国債金利については、読者のみなさまもご存じの通り経済動向に左右され、直近で気になる大きな動きは株価の暴落。なお、フラット35金利動向は、おおよそ半年前の経済動向を反映した金利になることが多いことから、今月は低金利だから、半年後もまちがいなく低金利とはいえないところが難しいところなのです。
現時点の経済の基礎的条件(ファンダメンタルズ)を観れば、半年後に急激に金利が暴騰するということはあまり考えられませんが、家を建てる検討をはじめた段階から引き渡しまでは約1年を観ておいたほうが確実。となると、1年後の金利条件はますます先が見通せなくなります。
ただし、住宅ローンについては現時点では2014年は極端な上昇はない、と想定されていることから、できるだけ早めに家づくりを検討することが、おトクな家づくりをするコツ。低金利とあわせて、次年度から拡充される住宅ローン減税やすまい給付金のほか木材利用ポイント、長期優良住宅化リフォーム補助などの減税・補助金を上手に活用しながら、少しでもおトクな家づくりを計画しましょう。いま、家づくり計画にすぐに取りかかるか、後から取りかかるか。この判断が、後々のローン支払額に大きな影響を及ぼします。
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