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花粉症はちょっとした気遣いや住まいのメンテナンスで楽に
1 花粉症はちょっとした気遣いや住まいのメンテナンスで楽に
大雪被害の後花粉症の季節が到来しました。周囲でも、花粉症の症状を示す方々がちらほらと。私のように家族が花粉症だと、私本人に自覚がなくても家族に辛い思いをかけてしまうので、ついつい住まいの花粉症対策には敏感になってしまいます。
そこで、本格的な花粉症シーズンに至る前に、ちょっとした家族への気遣いや住まいのメンテナンスで、少しでも花粉症を抑えるポイントをご紹介しましょう。
一般的な住宅内における花粉症対策
室内に持ち込まれる花粉の大半は、窓や換気口からの浸入のほかにも、出入りする人や物にくっついて持ち込まれます。よって、外からの花粉の持ち込みを減らすことと持ち込まれた花粉を効率良く排気することが大切です。
具体的な対策
- ・ 外に干した洗濯物や布団は、取り込む前に花粉をよく払い落とす
- ・家に入る前には服についた花粉を払い落とす
- ・フローリングは、掃除機がけの前にウェットシートで拭く
- ・カーペットはしっかり掃除機がけ
- ・ 室内の湿度を上げる
- ・ 花粉の多い日、体調の優れない日は室内干し(扇風機、エアコン、除湿機の活用も有効)
2 本格的なシーズン到来前までに換気システムをきれいに
換気システムは定期的なメンテナンスで、室内への花粉浸入を抑えることができます。
2003年7月以降の住まいは、24時間計画換気が義務づけられています。なかでも、メンテナンスによって性能が回復するのが第一種換気システム(給気・排気とも機械で換気)設置のお住まい。フィルター清掃または交換することはもちろん、屋外の吸気口・排気口も汚れがこびりついていることが多々あります。定期点検がてら、建築した施工会社に相談して清掃をしていただくだけでも、性能が復活するので室内に滞留した花粉を排出する効率があがります。
もちろん、他の換気システムでも定期的な清掃は大切です。換気のために窓を開けるときも、レースのカーテンを閉めるだけでも侵入量が4割減少。さらに窓を細目(10cm程度)にあけることで花粉の浸入を大きく減らすことができる調査結果も出ています。
日頃のお掃除・お洗濯以外でも、しっかり住まいのお手入れをすることや、ちょっとした換気の工夫で、本格化していく花粉症の季節でも少しは過ごしやすくなるかもしれません。
参考データ:花王株式会社 2006年1月(外部サイト)
「花粉に関する生活者実態とその対策の検証」~花粉時期を上手に乗り切るために~
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