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住宅関連記事・ノウハウ

住生活情報マガジン 余はく やっぱり、おうちごはん!

1 わが家の味が家族を育む

スーパーに行けば出来合いのおかずが手軽に手に入る昨今、家庭の味がなくなってきているという声をよく聞きます。そして、そのことに危機感を感じる若い世代がいるのも、また事実。「家での食事を見直したいといって、若いお母さんたちがここに来られます。そんな方々に教えるのは、おいしいおだしのとり方やお味噌汁の作り方など、家庭料理の基礎の基礎。いずれも料理の幅を広げるために知っておきたいことばかりです」と話すのは、東京・奥沢にある料理教室「フロム・キッチン」の講師、村尾まり子さん。村尾さんは、料理教室で習ったことを持ち帰り、それをわが家の味にアレンジしていくことが、おうちごはんを楽しむうえで大切だと話します。

レシピはあくまでも目安。もう少し甘いのが好きとか、コクがほしいとか、自分の判断でわが家の味に仕立てていくことが大事なんです。村尾さんは、そんなアレンジを〝調理力〞と呼んでいます。

「調理力が身につくと、応用が効くようになります。例えば、作るものによって食材の切り方が違いますが、それはどう切るかによって軟らかくなるまでの時間やつぶれ具合が異なるため。それがわかれば限られた時間の中で効率よくお料理できますし、レシピが読めるようにもなります。料理本にファッション的なレシピが載っていても、これは手早く作りたい自分には向いていないといった選択もできるようになるわけです。また、この食材がないときは別のもので代用しようという知恵もついてきます。そうなると、家で作るお料理が楽しいものになるはずです」多忙な暮らしの中で、効率のよさは大切な要素ですが、それはともすると出来合いのものを買って並べるという〝手抜き〞にもつながりがち。しかし、村尾さんがいう調理力をあげることは、料理の手を抜くことではありません。

「手抜きというといい加減なこととして捉えられますが、状況に合わせて手間を省くのは決して悪いことではありません。例えば、甘味噌を時間のあるときに少し多めに作り置きしておけば、大急ぎで夕飯の支度をしなければいけないときなどに大活躍しますし、それを使って、簡単にもう1品できます。要は、必要なことを知った上で手間を省くことが大切です。

やっぱり、おうちごはん
調理力を身につけておうちごはんを気軽に♪

2 手間を省くのがポイント

知恵を生かして手間を省くのがおうちごはんを楽しく作る秘訣「必要なことを知るといっても難しく考える必要はなくて、おいしいごはんとお味噌汁があれば、それだけでおいしく食べられるもの。これから家庭料理を見直したいという方は、まずはこの二つを丁寧に作ることから始めるといいですね」

村尾さんいわく、料理をおいしくするコツは丁寧さ。しかし、それは時間をかけることではないと話します。

「丁寧にするところと、手間を省くところを見分ける目を持つことが大事です。例えば、お味噌汁でいうと丁寧にしたいのは、おだし。顆粒のものもありますが、きちんと昆布や鰹節でとると、やはり旨みが違います。ですから昆布や鰹節だけは上質なものを使ってほしいんです。高価でも、いい鰹節なら半分の量でおいしくできるので、結果としてそれほど高くはありません。そして、昆布だしは作りおきしておくことで手間も省けます」すべての食材を高価なもので揃える必要はないと話します。

「よい素材でつくればおいしい。その法則に間違いはありませんが、調理力が身についてくれば、素材に頼らなくてもおいしく作れるのも事実です。例えば、お米の味が落ちたなと思ったらサラダ油を少し入れて炊くとツヤとコクが出ます。そんなふうに知恵を生かして手間を省くのが、おうちごはんを楽しく作る秘訣。旬や行事を意識しながら、ぜひ食の知恵を次の世代に引き継いでいただきたいですね」

おうちごはんの魅力
家族で食卓を囲む

それはごく当たり前のことのようでいて、実はとても幸せなこと。夫婦で、あるいは親子で一緒にごはんをつくり、一緒に食べれば、明日も頑張ろうという気持ちが湧いてきます。そして、その繰り返しの中で、親から子へと家庭の味が引き継がれていきます。手作りのおうちごはんを見直しながら、理想の住まいづくりを考えてみませんか。

3 常備したいお役立ちアイテム

冷蔵庫に常備したいお役立ち2アイテム

おいしく楽しく おうちごはん
お役立ちアイテムを使って楽しくおいしいおうちごはん

お役立ちアイテム《だし汁》

日本のだしの基本といえば、昆布だしと昆布と鰹節のだし、そして煮干しのだし。このうち、作り置きができるのは、昆布だし。人数にもよりますが、2リットルくらい作っておけば、冷蔵庫で一週間ほど保存がききます。簡単においしいだし汁がすぐに使えて便利です。

日本だしの基本 昆布・鰹節・煮干し
【作り2やすい量】
水 2000cc
昆布 40cm 鰹節 40cm
(水の量に対して1〜2%が目安)

昆布のだし汁の作り方

表面をふきんで拭いた昆布を水につけ、そのまま冷蔵庫で冷やす。一晩経ったらおいしいだし汁のできあがり。

昆布と鰹節のだし汁の作り方

鰹節を入れると保存がきかないので、昆布と鰹節のだしを作るときは作り置きした昆布だしを加熱し、沸騰したら鰹節を一度に加えてふつふつしたら火を止めます。鰹節が沈むのを待ってこせばできあがり。

おすすめ
*だし汁は保存容器に入れて冷蔵庫でストックすれば、1週間は保存が可能。鰹だしにも、煮干しだしにも応用がきき、麺つゆを割ったりも出来ます。
*取り出した昆布は、しょうゆとみりんで煮て、佃煮やふりかけにしてもOK。また、細切りにした昆布をひじきや切り干し大根の煮物に入れてもおいしく食べられます。

お役立ちアイテム 《甘味噌》

甘味噌は、味噌田楽として、揚げ茄子や豆腐、こんにゃくにつけてもよし。茄子のしぎ焼きにしてもおいしく食べられます。合わせ味噌で作るのが基本ですが、赤味噌で作り、だし汁でのばすと、味噌カツのたれになります。白味噌で作る場合は、甘みが多いので砂糖は少なめにするのがポイント。味噌によって塩分が違うので、甘みはお好みで加減を。

使い方いろいろ 甘味噌
【作りやすい量】
信州味噌200g・砂糖100g
酒 50cc・みりん 50cc

【作り方】

鍋にすべての材料を入れて混ぜ、中火にかけて照りが出るまで練り上げます。その後、保存容器に入れて保存。多ければ半量でもOK。

おすすめ
*加熱するため、約1カ月は保存できます。*酢でのばすとぬたになり、ワカメ、ちくわ、わけぎなどと和えるとおいしく食べられます。*辛子と酢でのばすとからし酢味噌になり、さしみこんにゃくなどに使えます。*好みのオイルと酢でのばせば、ドレッシングにもなります。

4 秋の旬なレシピ

Recipe1 《さつまいもごはん》

秋の味覚を生かした一品。ひとつまみの塩が、さつまいものほのかな甘みを引き立てます。

さつまいもごはん
【材料(4人分)】
米・・・3カップ
水・・・洗米と同量
さつまいも・・・小1本分
塩・・・小さじ1
昆布・・・5×5cm 1枚
【作り方】
1.米を洗ってザルにとり、水を切っておく。
2.さつまいもを1.5㎝角に切り、水にさらしておく。
3.鍋に洗米と同量の水と昆布を加え、30分放置する。
4.塩を加えてひと混ぜし、さつまいもをのせて普通に炊く。
5.炊き上がったら昆布を取り出し、刻んで混ぜ込む。

Recipe2 《茄子のしぎ焼き》

秋茄子と作り置きした甘味噌を使ってスピーディに。できたてより、少し時間をおいたほうがおいしくなります。

茄子のしぎ焼き
【材料(2人分)】
茄子・・・2本
しし唐辛子・・・4本
甘味噌・・・大さじ1〜2
酒・・・甘みそと同量
すりごま・・・大さじ1
サラダ油・・・大さじ2
大葉・・・2枚
【作り方】
1.茄子は1.5cmの厚さに切り、水にさらしておく。
しし唐辛子は空気穴をあけておく。
2.サラダ油をフライパンに入れて加熱し、水気をふいた茄子を
入れて火を通す。途中でしし唐辛子を加えて炒める。
3.甘味噌、酒、すりごまを混ぜたものを回し入れてからめる。
4.せん切りの大葉をあしらう。

Recipe3 《さつまいもけんぴ》

揚げて絡めるだけ! カリカリ、ホクホクした食感が魅力の、甘くないいもけんぴです。

さつまいもけんぴ
【材料】
さつまいも・・・適量
油、塩・・・適量

【作り方】

  • 1.洗ったさつまいもを細長く切る。
  • 2.フライパンに少量入れた油で「1」を炒め揚げる。
  • 3.きつね色になったらキッチンペーパーにとり、軽く塩をふる。

5 キッチンから住まいが見えてくる

「おいしく食べたい!」そんな思いから、住まいの理想が見えてくる

ダイニング・キッチンから理想の住まいの形を探す

おうちごはんの舞台となるのはダイニングとキッチン。それは単に食事を作る・食べるだけでなく、家族の集う、家の中心的な場所だといえます。ダイニングキッチンをイメージすることは、そこで家族がどう過ごすかを考えること。あなたは、どんなダイニングキッチンにしたいですか?

まずは、仲のよい友人宅のキッチンをチェック!わが家にふさわしいダイニングキッチンのイメージをハッキリさせるためには、まず仲のいい友人宅のキッチンを見せてもらうことから始めましょう。たとえ設備そのものは古くても、レイアウトやそこでの時間の過ごし方など、参考になることがあるはずです。その後、キッチンメーカーのショールームに足を運び、イメージに合う設備があるかどうかをチェック。実物の前に立つことで、高さや奥行きなどのスケール感が体感でき、理想の暮らしがもっと明確なものになるはずです。食の空間を家のまんなかに持ってくる、という発想もあります。

かつてキッチンは北側に設けるのが普通でしたが、それは家族が集う場所が別にあったため。ダイニングキッチンがリビングの機能を担っている場合が多い今は、家の中心部や南側に面した明るいところに作るのがおすすめです。そしてリビングとつなげて広いLDKにするのも一つの方法。この考えをさらに広げて、いっそリビングをなくし、大きな空間にキッチン設備とダイニングテーブルをゆったり配置するのも選択肢の1つです。

対話で選ぶか、動きやすさで選ぶかキッチンの形で住まいが変わる

家族が一緒にいることが実感できるのが、対面型やオープン型のキッチン。家族と一緒に食事を作ったり、食べたりするのが第一希望の方におすすめです。一方、調理に専念したい人に最適なのが、クローズドタイプのキッチン。実際、一人で作業するときの動線が最小限になるため、料理好きの人に根強い人気があります。

キッチンで住まいの形が変わる

対面型・オープン型・クローズ型
キッチンで理想の住まいの形がみえてくる

情報提供:住宅情報マガジン『余はくvol.19 秋号』
P8~P12(2013.9.1発行)
取材・文/冨部 志保子氏 撮影/福島 利香氏(P9以外)

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