無料新規会員登録

掲載情報件数

完成事例 1484 件 | ハウスメーカー 23件 | 工務店 68件 |建築家 11 件 | リノベーション

  1. HOME注文住宅のハウスネットギャラリー
  2. 住宅関連記事・ノウハウ TOP
  3. 住宅・リフォームのトレンド
  4. セカンドライフのメリット・デメリット!田舎で過ごす失敗しないコツ

住宅関連記事・ノウハウ

住生活コンサルタント 早坂淳一 ネクスト・アイズ株式会社セカンドライフのメリット・デメリット!田舎で過ごす失敗しないコツ

1 セカンドライフを田舎で過ごす「田舎暮らし」のスタイル

ハウジングオペレーションアーキテクツ施工事例より
ハウジングオペレーションアーキテクツ施工事例より

以前から、「定年後は田舎でゆったり過ごしたい」というご相談をいただきます。

  • ・大学時代に実家を出て、実家に住む高齢となった親といっしょに過ごしたい
  • ・空き家になった自宅を相続したものの、空き家のままなのでリフォームして田舎暮らしをしたい
  • ・実家が都会なので定年後に時間がとれるようになったら、何度と旅行で訪れた場所で田舎暮らしを満喫したい

などのご相談です。仕事の関係でまちなかに暮らしていたとして、定年後は田舎の実家や自分の趣味趣向に沿った田舎でゆったりと過ごしたい、とお考えの方々がそれだけ多いのでしょう。まずは、都会とは違う「田舎暮らし」について。

田舎暮らし

定年後の田舎暮らしの2つの選択肢

  • ・別荘地やリゾート地などの都市型田舎暮らし
  • ・畑や農園を自分で運営する自給自足型田舎暮らし

都市型田舎暮らし利便性を重視するスタイル

人気の別荘地に移住することで、ゆったりした自然を楽しみつつ、近くの商業施設も利用する生活です。大半の別荘地には、近くにゴルフ場やスキー場などの施設があることが多いので、都心の喧噪から離れつつ利便性を得ることができるので、現在の生活とさほど変わらない日々を過ごすことができるのがポイント。

デメリットを上げるならば、物価などの生活コストは都心部での生活とさほど変わらないことから、目的が生活費の節約だとすると、経済的メリットを感じられないことが多くなります。田舎暮らしの目的として生活費の圧縮・節約が主な場合は都市型田舎暮らしは向きません。生活コストの圧縮が最優先の目的でない場合は、失敗する可能性は低い田舎暮らしとも考えられます。

自給自足型田舎暮らし!自然に囲まれたのんびりスタイル

自宅に畑などを作り自分たちが食べる野菜を自分たちでつくるなど、自給自足に近い生活を送りながらのんびり過ごす暮らし方です。昔ながらの家や自然に囲まれて過ごしたいとお考えの方には、ピッタリの田舎暮らし。自分たちで食べるものは自分たちでつくることから、生活コストも圧縮できて実家をリフォームして住む方法以外でも、空き家バンクなどの制度を利用すれば、お好きな場所に格安に家を借りることもできます。生活コストの圧縮、ならびに都会の喧噪に疲れ果てたとお考えの方々にとっては、魅力的な田舎暮らしの方法ですね。

2 田舎暮らしのメリット・デメリット

那須建設施工事例より
那須建設施工事例より

田舎暮らしのメリット

田舎暮らしならではの、のんびりした時間で過ごせることもメリットのひとつで、自給自足の生活に憧れる方々であれば、そんな暮らしを実現することができます。なにより、田舎特有のご近所での助け合い精神は、都会の人間関係で疲れた方には、癒やしとなる場合もあります。人も少ないことから、人付き合いをほとんどしないで暮らすこともできます。

田舎暮らしのデメリット

都会と異なり、利便性や娯楽は少ない田舎暮らしでは、都会の利便性を諦めなければなりません。買い物や病院も、自家用車がなければ移動もたいへんで時間もかかります。娯楽も少なく、場所も遠くなることが大半であることから、少ない娯楽に不満を抱いてしまう場合もあります。都会の店舗と比較すると、田舎での店舗の品揃えを期待してはいけませんが、現在ではネット通販の進化により、品揃えの悪さはだいぶカバーできます。

別荘・田舎に暮らそう 事例一覧より
別荘・田舎に暮らそう 事例一覧より

ネット通販を普段使いしている方々であれば、買い物のデメリットは解消しつつある、と考えても良いのではないでしょうか?携帯などのインターネット回線が遅い・つながりにくいエリアも散在していることから、インターネットのエンタテイメントコンテンツも使い勝手が悪い可能性もあります。

自然に囲まれて田舎特有の濃い人間関係は、裏を返せばデメリット

人間関係の濃さにまったく地域に溶け込むことができない可能性もありますし、地域ごとの風習についていけないこともあり得ます。旅行などで何度も訪れて気に入った場所だとしても、その地域の利便性や地域ならではの風習や人間関係に疲れはてて帰ってしまう、という例もあります。

人間関係がある程度残っていると考えられる、長年過ごした実家に戻って田舎暮らしをする場合であれば、濃い人間関係に溶け込むのも、そう難しい話ではありませんが、何度か旅行で滞在した程度のまったく見ず知らずの土地に移住するにあたっては、1年程度住んでみてから本格的な移住を検討したほうが、後悔しない田舎暮らしになることが多いようです。

3 失敗しないコツは⁉二地域居住のおすすめ

ken-ken inc.,施工事例より
ken-ken inc.,施工事例より

魅力的な田舎暮らしですが、後悔しない田舎暮らしのためには、田舎だけで過ごす生活ではなく、定期的に都会と田舎を往復する二地域居住のほうが、失敗する確率はだいぶ軽減されるようです。田舎で暮らしたい理由については、じっくり考えてからのほうが、より満足できる田舎暮らしになることは間違いありません。

簡単予約!不動産・建築業界経験20年以上の専門家に相談できる!

関連記事

住生活コンサルタント 早坂淳一住生活コンサルタント 早坂淳一

住生活コンサルタント 
早坂淳一
ネクスト・アイズ株式会社

大手百貨店にてクレジットカード事業の立ち上げやポイントカードシステムの運用、全店販促支援システムの運用、売場リニューアルブロジェクトなど、新規事業を中心とした業務に従事。 その後、携帯キャリア店舗改善プロジェクトや不登校児童・生徒活動支援プロジェクト、工務店支援プロジェクトに従事したのち、工務店にて営業を経験し、現在は第三者機関ネクスト・アイズにて、住宅コンサルタントとして活躍中。