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住宅関連記事・ノウハウ

建築家の家づくりの特徴
ポイント2・建築家・設計事務所の家づくりの流れを知ろう

Check1 基本プランの提案

建築家は、まずあなたの趣味・嗜好、家族構成、家づくりのこだわりを徹底的にヒアリングするところからはじめます。
その後現場を必ず確認し、その環境状況と建築基準法を含めた法的な確認、そして給排水、電気、ガスの付帯状況を役所に行って徹底的に調査します。
その上であなたに最適なプランを提案していきます。決してとりあえずというようなたたき台のプラン等は提案しません。
そのあたりが住宅のプロとしてのプライドなのです。したがって要望の確認から最低でも2週間、なかには1ヶ月くらいかけて最初のプランがでてくる場合もあります。

Check2 概算金額の提示

建築家は、予算管理という大きな仕事もあります。
したがって最初に建築にかけられる予算をあなたからきいているわけですから、その予算内にプランをまとめなければなりません。
しかしながら、通常は施主の要望が大きすぎて予算オーバーになることが多く、そのことを理解してもらえるように、社内で概算見積り書を作成提示します。
しかしこの見積りも社内だと甘いケースもあり、最近ではいくつかの工務店に概算を見積もってもらい、提示するようにしている良心的な建築家もいます。

Check3 設計契約

1回もしくは2回のプラン提案と概算見積り書を提示した時点で、次のステップとして設計契約を締結します。
木造2階建てで3000万円位であれば、その約10%の300万円程度が相場となります。
金額的に3000万円より安ければもう少し割高になり、高ければ割安となりますが、あくまで目安ですので交渉次第というところでしょう。(構造計算が必要な木造の3階建てもしくは非木造であればもう少し割高になるでしょう。)支払いは、設計契約時、基本設計完了時、実施設計完了時、着工時、建物上棟時、引渡し時の中から3回から4回に分けて支払います。

Check4 基本設計と実施設計

設計契約後、本格的に基本設計(おおまかな間取りと外観)にはいっていきます。
実はこの期間が非常に重要です。建築家で家づくりをする場合、この基本設計がその特殊能力から仕事の8割が終わると言っても過言ではありません。
基本設計が確定したら、実施設計にはいります。
実施設計とは、基礎、床、壁、屋根等の構造躯体の詳細、各部屋の窓、収納等の詳細、キッチン、洗面、バス等の設備詳細、外装およびフローリング、クロス、収納棚、パイプ等の内部仕上げ詳細、給排水配管の詳細、コンセント、スイッチ等の電気配線図にいたるまで打ち合わせを行い、その内容を図面にしていきます。
通常その図面枚数は最低でも50ページくらいにのぼります。これを設計図書といい、この図面をもとに施工業者は施工をしていきます。
基本設計で3ヶ月、実施設計で3ヶ月はみておいた方がよいでしょう。

Check5 詳細見積りと施工業者の選定

設計図書が完成したら、いくつかの工務店(3社程度が無難)に詳細見積りをお願いします。
完全に仕様・仕上げが決定していますから、各工務店によって見積り内容が違うということはありません。
したがって純粋に比較検討が可能です。建築家はそれぞれの項目別に比較検討し、どこが一番あなたの家づくりに最適かアドバイスしてくれます。
ここで大切なのは、業者選定をする際に必ずそれぞれの施工業者と面談することです。一生その施工業者とお付き合いをしていくわけですから、単純に一番安いという理由だけで決めないことです。
もちろんあなただけではなく、建築家との相性もその後の施工を考えれば大切ですから、建築家とよく相談して決めましょう。

Check6 着工から完成まで

いよいよ着工です。建築家との家づくりでは、ここでも最大の利点がでてきます。
あなたに代わってあなたの代理人である建築家がプロの目で、施工内容と工程のチェックをしてくれます。
通常、近隣への挨拶にはじまり、基礎配筋、上棟、断熱封入という要所の立会いチェックだけでなく、1週間もしくは2週間ごとに現場にて定例会を行い、問題点の指摘および解決策を指示してくれます。
もちろん、時間が合えばあなた自身のプロジェクトですから、立ち会うべきだと思います。

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