注文住宅の外観の決め方
注文住宅の外観は、以下4つの要素から決めていきます。
- テイスト
- 家の形
- 外観の色
- 窓の位置、形
オシャレな外観にするためには、これらの要素に統一感を持たせることが大切です。
1つずつ詳しく見ていきましょう。
テイストを決める
注文住宅の外観は、まずテイストから決めていきます。「ナチュラル」「モダン」「和風」など、まずはどんなテイストの家にしたいのか、方向性を明確にしましょう。
周りに馴染むような、落ち着いた雰囲気の外観、または、個性を出したオリジナルの外観にするのもいいでしょう。テイストは家づくりにおいて肝となる部分なので、家族とよく話し合って決める必要があります。
家の形を決める
次に重要なのが、家の形です。
土地の形、道路面などを考慮して、どんな形の家ができるのかを把握しておきましょう。
総二階のような形にして、シンプルなモダンさを演出する、切妻屋根にして洋風なかわいらしい家にする、など、テイストに合わせた家の形を模索します。
比較的新しい住宅街を眺めたり、ネットで調べたりして、好みの家の形を見つけておくと設計士との打ち合わせがスムーズに進みますよ。
外観の色を決める
続いて決めていくのは、家のメインカラー。外観のカラーは家のイメージとして定着しやすいため、オシャレな外観にするために重要な要素です。
ベージュやグレーなど、手入れのしやすい色は人気ですが、白や黒のワンカラーで色を際立たせるのもオシャレですよね。
複数の色を使いたい場合は、2色までにまとめるとバランスのいい色使いになります。
窓の位置、形を決める
注文住宅の外観では、窓も重要な要素です。外観のアクセントになるため、位置や形をテイストに合うように検討しましょう。
窓の位置は、ラインを意識するとキレイにまとまります。採光を考えて、形の違う窓になったとしても、縦ライン、横ラインを揃えると外観の印象がよくなるのです。また、窓の役割として引き違い窓は使いやすいですが、FIX窓(はめ殺しの窓)を配置して、デザイン性も意識するとオシャレな外観に仕上がります。
注文住宅で人気の外観は?
では、注文住宅で人気の外観はどんなテイストになるのか、見ていきましょう。
シンプル
シンプルテイストは、流行りに左右されることがなく飽きにくいデザインのため、あらゆる世代に人気です。装飾なども少なく、メンテナンスコストがかかりにくいことも特徴です。
単にシンプルなだけではなく、「モダン」や「ナチュラル」を組み合わせて、違う要素を入れていくことで、オリジナル感を出すこともできます。
ナチュラル
ナチュラルテイストは、かわいらしくやわらかなデザインです。
白やベージュをメインカラーにすることが多く、優しい雰囲気でまとまっており、自然素材を使うところも魅力の1つ。木目調やレンガ、タイルなどを使い、アーチを作るなど曲線を意識したデザインが多く、女性からの人気が高いテイストですね。
モダン
モダンテイストは、モノトーンでシックにまとめたデザインです。ナチュラルとは違い、直線的なデザインでキリッとした印象になります。
シンプルな中でも、家の形、窓の位置や形を工夫することで、オシャレさを演出します。
モダンに他のテイストを組み合わせた「シンプルモダン」「和モダン」なども人気のテイストです。
注文住宅でオシャレな外観は?
先にご紹介した「シンプル」「ナチュラル」「モダン」は、どれも人気ですが、より個性を出したい方には物足りないかもしれません。ここでは、さらに個性を出しやすく、オシャレになる外観テイストをご紹介します。
和モダン
和モダンは、伝統的な和のデザインと、現代的なデザインのモダンを組み合わせたデザインです。
屋根の面積を大きく取り、日本家屋のようなかっこよさを出しつつ、最新技術を随所に取り入れることで、他とは違う気品ある佇まいになります。
北欧風
北欧風のテイストは、スウェーデンの住宅をイメージしており、水色やグリーン、赤などを使い、絵本に出てくるようなかわいらしいデザインです。
元々は雪の多い北欧での積雪対策として考えられた三角屋根が特徴で、レンガやタイルなども使い、オシャレに仕上げます。
ツートンカラーにしたり、あえてアースカラーを採用したり、レンガやタイルを随所に使うなど、個性を出しやすいデザインです。
アメリカン
アメリカンテイストは、北米の住宅によく見られるデザインで、その多くは「アーリーアメリカンスタイル」と言われます。細長い板を一枚ずつ合わせた「ラップサイディング」の外壁が大きな特徴で、水色や白など爽やかな色が使われたり、素朴さを出すためにブラウンやグリーンなどのアースカラーも人気です。
レトロな雰囲気で、ヨーロッパの味わいを醸し出すため、住宅街でもオシャレに個性を発揮できます。