アジアンテイストの家とは
アジアンテイストの家とは、東南アジアのインテリアや外観を取り入れた家のことをいいます。アジアには、もちろん日本や中国、韓国も含まれますが、一般的に「アジアンテイスト」というと、主にバリのような南国リゾートの雰囲気を取り入れることが多いでしょう。
自然素材を使いながら暖かい南国の空気を取りこめるアジアンテイストは、マッサージ屋さんや美容室などリラックスできる空間でも人気のスタイルです。家でも暖かい南国の空気感を感じられるアジアンテイストは、幅広い世代に人気のテイストです。
しかし、バリのような家をそのまま日本の家に取り入れるのは、気候の面から難しい面もあります。
そのため、部分的にアジアンテイストを取り入れたり、アレンジを加えることで住みやすいおしゃれな家ができあがりますよ。
アジアンテイストの家の特徴
南国リゾート風のアジアンテイストでは、構造面や外観、内装それぞれに特徴があります。一つずつ見ていきましょう。
構造
バリのような南国は、日本とは違い気候が暖かく穏やかです。景色がよく開放感があるイメージを持たれている方も多いのではないでしょうか。そんなバリでは、2階建ての家はほとんどなく、広い敷地を使った平屋建てが多くなっています。また、アジアンテイストの家では、吹き抜けの天井や梁天井で開放感がたっぷり味わえることも特徴の一つです。
他に、玄関までのアプローチを長く作ったり、大きな窓を取り付けて庭とつながりのある部屋にして、開放感のあるリゾート感を演出するのも、アジアンテイストでは有効です。
外観
アジアンテイストの外観では、石材やタイルをたくさん使い、リゾート感を出します。アプローチは長めにし、タイル張りで明るい雰囲気にしたり、石階段を設置することでグッとアジアンテイストに近づきます。
また、外観の色は、白を基調としたものやブラウンなど落ち着いた色を選ぶ方もいらっしゃいます。白をメインカラーにして、木目調の外壁やブラウンの色味を足して、他とは違う外観にするのもいいかもしれませんね。
内装
前述しましたが、アジアンテイストの内装は、吹き抜けや梁天井、大きな窓とそこにつながる広い庭、といった開放的な空間が特徴です。南国は年間を通して気温が高く陽射しが強いため、内装は落ち着いた色味で統一されることが多いですね。
落ち着いたブラウンやベージュを基調として、紫やオレンジ、黄色といった色味をアクセントに加えて、壁紙や家具を選ぶといいでしょう。
家の中にアジアンテイストを取り入れるポイント
では、家の中にアジアンテイストを取り入れるには具体的にどうすればいいのでしょうか。
ここでは4つのポイントをご紹介します。
床や天井に木を取り入れる
アジアンテイストの内装は、リラックスできる雰囲気で作られるため、床や天井にはダークブラウンのような色味が使われるのが一般的です。床や天井には自然素材である木を取り入れることで、南国の雰囲気を醸し出します。
一方壁はシンプルに明るく白を使い、ところどころにアクセントクロスで柄モノや、黄色やオレンジなどの色味を取り入れて、南国ならではの遊び心を取り入れるのもおすすめです。
照明をアジアン風に
アジアンテイストの家では、照明を工夫することでガラリと雰囲気が変わります。蛍光灯のような明るい照明ではなく、暖かく照らしてくれる電球色のような暖かい色味を選びましょう。
また、竹や麻といった自然素材を使ったランプシェードなどを取り入れることでさらにアジアンテイストが強まります。
自然素材と暖かい光を取り入れて、癒しの空間を作り上げましょう。
ラタンや竹の家具を設置する
先ほどからも何度か出てきていますが、アジアンテイストの家と言えば「自然素材」です。
ラタンや竹、無垢材などを取り入れることで、自然素材のぬくもりを活かすことができます。照明や椅子、テーブルなどでも職人の手仕事が活きているものがたくさんあるので、ぜひ選んでみてくださいね。
観葉植物を飾る
アジアンテイストの家では、自然素材がふんだんに使われているため、観葉植物との相性が抜群です。アジアンテイストの観葉植物と言えば、ウンベラータやモンステラなどが有名ですが、どんな観葉植物でも緑を置くことでインテリアが映えやすいので、あまりこだわりすぎず観葉植物を取り入れることをおすすめします。