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テラスの定義とは?
カフェにある屋外のスペースが「オープンテラス」と言われるように、テラスは、地面から一段高い場所に設置される、屋外のスペースです。屋内と一続きに設置され、建物の前面に作られます。バルコニーやベランダのように屋根や庇の有無は問われることはありませんが、多くの場合利便性を考慮して、屋根がつけられることが多いです。
テラスの中でも多くの人に好まれるのが、リビングから一続きになっている「リビングテラス」です。家の中でも一番広い空間となるリビングからテラスを繋げることで、開放感や奥行きを出すことができます。
また、テラスの中には「インナーテラス」と呼ばれるものもあります。インナーテラスは、半屋外空間のことを指し、天井や壁があり、必要に応じて開放し、外とのつながりを持ちます。
テラスがあるメリット
テラスがあることでどのようなメリットがあるのでしょうか。
ここでは主なメリットを3つ挙げました。一つずつ見ていきましょう。
開放感がある
特に、リビングの前面に設置する「リビングテラス」は、リビングから外につながる空間ができるため、部屋に開放感が生まれます。リビングからテラスに続く窓を大開口の窓にすることで、より開放感を出すことができますよ。窓を大きくすれば、採光も確保しやすくなり、室内からテラスの様子がよく見えるため、子どもが遊んでいても安心です。
また、部屋からテラスが一続きになっていることで、部屋自体を広く見せる効果もあります。
様々な用途に使える
テラスは、「アウトドアリビング」と呼ばれることもあるように、子どもの遊び場やレジャーなどに活用できます。
リビングの前面に設置すれば、室内からでも子どもの様子が確認できますし、バーベキューの時にも便利でしょう。また、カフェスペースとして利用したり、家具を置けば家族の憩いの場にもなります。
晴れた日に読書をしながらコーヒーを飲んだり、家事の合間に一息つける場所としても活用できるでしょう。テラスは使い勝手がよく、さまざまな用途に使えるのが大きなメリットです。
雨の日も活用できる
テラスは、多くの場合屋根をつけるため、庭とは違い雨の日でも活用できます。雨が降っていても洗濯物を干せたり、雨の日に退屈している子どもを遊ばせることも可能です。庭だけではなかなか雨の日まで活用できませんが、テラスを設置することで活用の幅が広がるのは嬉しいですよね。
テラスを作るときに考えるべきポイント
テラスを作るときには、事前に考えておくべきポイントがあります。住み始めてから後悔しないように、つくる前にきちんと考えておきましょう。
掃除のしやすさを考慮する
テラスはメンテナンスが必要な点がデメリットとして挙げられます。テラスの用途はさまざまあるため、バーベキューなどを頻繁にしていたら、掃除の手間が大きくなるでしょう。
テラスは室内と同じように定期的に掃除が必要ですが、掃除のハードルが高いとお手入れが行き届かず放置してしまい、結果あまり使わなくなってしまった・・・ということも少なくありません。
テラスをつくるときには、掃除のしやすい素材の床を選ぶ必要があります。水はけがいいもの、油汚れがつきにくいものなど、テラスの床材はプロに相談しながら慎重に選びましょう。
日当たりの良さを考慮する
せっかくテラスをつくっても、日当たりがよくなければメリットが半減してしまいます。大開口のリビングにテラスを合わせて開放感を演出しても、日当たりがよくなければ明るさを感じることはできません。
また、日当たりが悪いと洗濯物が乾きにくくなり、洗濯物干しのスペースとしては使いにくくなるでしょう。
テラスをつくる場合、日当たりの良さは事前に考慮して、テラスの用途を狭めてしまわないか検討しましょう。
テラスの用途を決めておく
なぜテラスを設置したいのか、目的を明確にしておくと自ずとテラスの広さやかけるコストも明確になります。バーベキューやレジャーなどアウトドアを楽しむのであればある程度の広さが必要になるでしょう。家族の憩いの場として家具などを置きたいのであれば、事前に家具の寸法なども測っておくと安心ですよね。
洗濯物をたくさん干したいのであれば、日当たりがよく雨の日でも干せるように屋根を大きめにつけるなど、用途によって必要な広さや形、コストは変わってきます。
テラスをどう活用していくかを、事前に家族で話し合っておきましょう。