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過ごしやすい寝室にするためのポイント
人生のおよそ3分の1を費やすとも言われている「睡眠時間」。良質な睡眠を取るためにも、眠る環境はとても大切です。ここでは、過ごしやすい寝室をつくるために必要な4つのポイントをおさえておきましょう。
寝室の場所はリビングから遠くにする
寝室は、なるべく人が集まるリビングなどから、遠くにつくることがおすすめです。寝室はプライベート空間になるため、なるべく静かな環境にしておく方がよいでしょう。
リビングから遠くにできるほどの広さがない、という場合は遮音材を壁に入れるなどして対策しておくと、静かな空間を確保できます。
せっかく注文住宅を建てるのですから、団らん空間とプライベート空間は分けて考えておくと、住んだ後に後悔が少なく済みますよ。
寝室に適した広さを確保する
寝室の広さは、一般的に一人用であれば6畳、夫婦用なら8畳になる場合が多いです。6畳の部屋は、シングルベッドを一つにクローゼットが配置された、子ども部屋にもよく使われるレイアウトになります。ベッド以外の家具を置こうとすると、余裕があまりないため、配置を考える必要があるでしょう。
夫婦用の寝室であれば、一般的には8畳の寝室が採用されるでしょう。8畳あればダブルベッドを2台並べておくことも可能になるため、6畳に比べるとグッと使い勝手がよくなります。さらにウォークインクローゼットを設置し、サイドテーブルなどを置く余裕もあるでしょう。
可能であれば、夫婦の寝室は8畳以上を確保できると空間をうまく使うことができ、インテリアを楽しむ余裕ができますよ。
必要な収納を考える
最近は、寝室にウォークインクローゼットを備え付けるご家庭が増えています。衣類の他、布団やリネン類の収納もできるため、寝室の収納は意外と重要です。
ただし、クローゼットが全面扉になっていたり、カーテンなどで仕切られている場合、それが気になって眠れないという方も多くいらっしゃいます。
人は壁が一番安心すると言われているので、目につきづらい場所に収納を作るなど工夫しましょう。
寝室に窓は必要かを検討する
窓は、単に採光や換気のためだけではなく、デザイン性をあげるためにも取り入れられます。
しかし、寝室に関しては必ず採光など必要性を重視して検討する必要があります。東向きの窓は、朝日を取り入れられるため一見いいように思えますが、夏場は朝方に目が覚めてしまうなど、デメリットも大きいです。反対に西向きの窓は夏場は暑くなりすぎてしまう可能性があります。
直射日光が入らず、朝日がダイレクトに入らない場所に窓をつけることがおすすめですが、もし寝室のインテリアにこだわりたい場合は、思い切って窓を極力減らすことも一つの方法です。
寝室のインテリアの選び方
寝室は、良質な睡眠をとるためにも、リラックスできる落ち着いた空間にすることがおすすめです。寝室のインテリアをつくる際のポイントを見ていきましょう。
落ち着いた色味で統一する
寝室は、リラックスできる空間にするためにも、個性的な色味はなるべく使用せず、ホワイト・グレー・ベージュ・ブラウン・グリーンなどの落ち着いた色味で統一させましょう。これらのアースカラーと言われる色は、心を落ち着けてくれる効果があり、安心感を感じられます。
壁紙にアクセントクロスを取り入れてもオシャレですが、ここでもオレンジや赤といった明るい色は避けた方がいいでしょう。木目や薄い水色、グリーンなどを使ったアクセントクロスがおすすめです。
カーテンやベッドカバーなど他の色味と調和できるように、全体のバランスを整えましょう。
観葉植物を置いてリラックスできる空間に
観葉植物は、どんなインテリアとも馴染みやすく、寝室に置いておくとリラックス効果も見込めます。インテリアのアクセントにもなりますよね。
寝室は日当たりが良くない場合も多いため、日陰でも育ちやすい品種にするとよいでしょう。パキラやサンスベリア、ポトスなど、乾燥に強いエコプランツを置いて、寝室をワンランクアップさせましょう。
間接照明で雰囲気を出す
睡眠の質は、照明によっても変わります。照明が明るすぎると良質な睡眠が取れません。調光がしやすく、従来多くの家庭で使われていたシーリングライトですが、オシャレな寝室にしたい場合は少し味気ないですよね。
最近は、枕元に適度な明るさの間接照明を取り入れて、寝室をムーディーに彩る方が増えています。
間接照明があるだけでホテルライクでオシャレな寝室になり、直接目に光が入りづらいため、質の良い睡眠にも効果的です。
木を取り入れる
寝室に「木」を取り入れると、見た目がオシャレになるだけでなく、癒し効果も高まります。木の香りや木の風合いはリラックス効果があると言われており、寝室に取り入れることで良質な眠りが期待できます。
床を無垢材のフローリングにしたり、アクセントクロスとして取り入れるのもよいでしょう。