注文住宅の場合はトイレの位置が大事!
注文住宅を建てるときには間取りを決めますよね。その際、トイレの位置は必ず確認しておきましょう。トイレは音や匂いが気になる場所です。毎日使う場所なので、適当に決めてしまうと、住んでから後悔することが多いです。
以下では、トイレの位置について詳しく解説しました。注文住宅を建てる方はぜひ参考にしていただければと思います。
リビングの近くにトイレを作るのは避ける
トイレをリビングのすぐ近くに設置すると、来客時なども音が気になってしまうため、避けた方が無難です。同じように、2階のトイレの位置をリビングの真上にするのも避けた方がいいでしょう。上階のトイレの音は想像以上に階下に響きます。
トイレはリビングに加え、隣接するダイニングやキッチンで、音や匂いが気にならない場所に設置するのがベストです。
玄関の近くにトイレを作る
玄関の近くにトイレを設置すると、帰宅s後すぐに使えたり、来客時にもリビングに通す必要がないので便利です。リビングからも距離を取りやすいため、音や匂いも気になりにくいでしょう。
ただし、玄関から見えやすい位置にしてしまうと、玄関で来客対応している時にはトイレに行きづらかったり、玄関ドアを開けるとトイレが見えてしまう、ということもありえます。
そういった点も考慮して、トイレの位置を決めていきましょう。
洗面所の近くにトイレを作る
洗面所の近くにトイレを作ることで、トイレ内の手洗い場を削減することができます。手洗い場がなくなることで、コストの削減はもちろん、掃除箇所も少なくなるというメリットも。ただし、洗面所を通らなければトイレに入れない設計になってしまうと、誰かが洗面所を使っているとトイレに入りづらいこともあるでしょう。
また、お客さんをトイレに通すときにも洗面所を片づけておく、脱衣所を見られないようにするなどの配慮も必要です。
階段下にトイレを作る
階段が玄関ホールにある場合、階段下のデッドスペースを利用して、トイレを作るのもいいでしょう。玄関ホールであれば、リビングからも離れているため、音や匂いも気になりづらいです。
ただし、階段下のため、トイレの天井が低くなってしまったり、天井が階段の形になってしまうなど、デザイン性で劣ります。また、トイレを安らぎの空間にしたい方にとっては、階段下は圧迫感を感じてゆっくり過ごせないかもしれません。
トイレのタイプを確認する
注文住宅は、トイレのタイプももちろん自分で決めることができます。デザイン性、機能性、コストもそれぞれ違うので、3つのタイプについて見ていきましょう。
タンクレスタイプ
水を溜めるタンク部分がないトイレで、デザイン性が高く、オシャレなトイレにできるため、注文住宅では人気のタイプです。
タンクレスタイプのメリットは、コンパクトでスタイリッシュな印象になることです。また、タンクがなく、隙間も少ないので、掃除が楽なのもポイントですね。タンクがある一体型タイプとは違い、水道直結型なので、水を連続で流すことも可能です。
デメリットは、水圧が低くなる2階には設置しづらいこと。また、手洗いがないため、トイレ内に手洗いが必要な場合は、別途手洗い場を取り付ける必要があり、コストがかさみます。
一体型タイプ
一体型タイプは、タンクと便器、ウォシュレットが一体になっているタイプです。組み合わせタイプと比べると、凹凸が少なくスッキリとしたデザインでスタイリッシュな印象です。
メリットは、タンクと便器のつなぎ目が少ないため、掃除がしやすいことが挙げられます。また、組み合わせタイプと比べると、手洗い開口部が広いため、手洗いが楽です。
デメリットは、ウォシュレットが故障した場合には、トイレを丸ごと交換しなければならないこと。また、タンクに水が溜まらないと水が流せないため、家族が入れ替わり入ると水量が足りなくなることがあります。
組み合わせタイプ
組み合わせタイプは、最も普及しているトイレで、便器、タンク、便座(ウォシュレット)が独立しているトイレです。
メリットは、上記2タイプと比べて比較的安価で取り付けられること。また、組み合わせによって掃除のしやすさや利便性を整えることができます。便座部分、もしくはウォシュレットが壊れた時には、便座のみを交換すれば事足りるため、コストもかかりにくいでしょう。
デメリットは、タンクレスや一体型と比べて掃除がしづらいことが挙げられます。また、デザイン性においても、他2つのタイプに比べると劣ってしまうでしょう。