おしゃれな外観のテイストは?
せっかくの注文住宅となれば、外観はおしゃれにしたいですよね。外観のデザインは、家のイメージを大きく左右する重要なポイントです。しかし、家の外観デザインにはさまざまなテイストがあり、迷ってしまうことも多いでしょう。
まずは、おしゃれな外観にするためのテイストにはどのようなものがあるのかを見ていきましょう。
ナチュラル
ナチュラルテイストは、かわいらしくやわらかなデザインで、女性人気が高いテイストです。白やベージュをメインカラーにし、家全体が優しい雰囲気でまとまっています。
また、自然素材を使うところも魅力の1つです。木目調やレンガ、タイルなどを使い、アーチを作るなど曲線を意識したデザインが多く、やわらかい印象になります。
モダン
モダンテイストは、モノトーンでシックにまとめたデザインです。箱型の外観や、開放的で大きな窓など、直線的なデザインでキリッとした印象のテイストですね。
シンプルな中でも、家の形、窓の位置や形を工夫することで、おしゃれさを演出します。モダンに他のテイストを組み合わせた「シンプルモダン」「和モダン」などもありますよ。
和モダン
和モダンは、伝統的な和のデザインと、現代的なデザインのモダンを組み合わせたデザインです。
屋根の面積を大きく取り、日本家屋のようなかっこよさを出しつつ、最新技術を随所に取り入れることで、他とは違う気品ある佇まいにおしゃれさを感じることができます。
北欧風
北欧風のテイストは、スウェーデンの住宅をイメージしており、絵本に出てくるようなかわいらしいデザインです。水色やグリーン、赤などを使い、ポップでありつつも柔らかいテイストの外観です。
元々は雪の多い北欧での積雪対策として考えられた三角屋根が特徴で、レンガやタイルなども使い、おしゃれに仕上げます。ツートンカラーにしたり、あえてアースカラーを採用したり、レンガやタイルを随所に使うなど、個性を出しやすいデザインです。
アメリカン
アメリカンテイストは、北米の住宅によく見られるデザインで、その多くは「アーリーアメリカンスタイル」と言われます。
細長い板を一枚ずつ合わせた「ラップサイディング」の外壁が大きな特徴で、水色や白など爽やかな色が使われたり、素朴さを出すためにブラウンやグリーンなどのアースカラーも人気です。
レトロな雰囲気で、ヨーロッパ風の味わいを醸し出すため、住宅街でもおしゃれに個性を発揮できます。
リゾート風
リゾート風の外観は、地中海沿岸の建物をイメージしたテイストです。真っ白な塗り壁で青空に映えるようなデザインが特徴的ですよね。
屋根の形は三角屋根がフラット屋根でシンプルにし、アクセントとして木目のウッドサイディングや植栽で緑を加えるのもおすすめです。
他とは一風変わったリゾート感を演出することで、一気におしゃれな外観になりますよ。
おしゃれな外観にするためのポイント
では、おしゃれな外観にするには、どこを重視すればいいのでしょうか。一つずつ見ていきましょう。
屋根の形
屋根の形にはさまざまな種類があります。モダンなデザインに多いフラットな屋根、かわいらしい印象になる切り妻屋根(三角屋根)、片方に流れるような形が印象的な片流れ屋根、日本の伝統を思わせる寄棟屋根など、色々な形があります。
この中から、家のテイストに合っていて、組み合わせるとおしゃれになる屋根の形状を選ぶ必要があります。
また、屋根の素材を瓦にするか、ガルバリウムにするかなど、素材でも印象が大きく変わりますよ。
窓の形や位置
窓も、おしゃれな外観をつくるために一役買ってくれます。丸や四角など、窓の形にも様々あり、大きさが変われば外観に与える印象も大きく変わるでしょう。窓をバランスよく配置し、おしゃれな外観にするためには、サイズ感を統一し、直線的なデザインにする必要があります。
また、窓の大きさも大切な要素です。小さな窓をたくさん配置するとごちゃごちゃした印象になってしまいます。かといって大きな窓を一つ置いただけでは味気ないでしょう。
全体のバランスを見て、各窓の大きさを検討しましょう。その上で、縦と横のラインを揃えて設置することで、外から見てもバランスがよくおしゃれな外観になりますよ。
外構
おしゃれな外観にするためには、外構もおしゃれにしなければいけません。砂利のままだったり、コンクリート打ちっぱなしで味気ない外構にしてしまっては、せっかくの外観が浮いてしまいます。
季節の木々や花を植えたり、アプローチはタイルや石材を使ったり、オブジェを飾って雰囲気を出してみたりと、外構もおしゃれに彩れるようにデザインしましょう。