注文住宅に庭を作るメリット
注文住宅を建てるときに、意外と迷うのが「庭」を作るかどうかです。ガーデニングや家庭菜園が好き、ペットを飼っている方などは、迷わず作るかもしれませんが、そうでない方にとってはどのようなメリットがあるのか気になると思います。
ここでは、庭を持つことで得られるメリットを3つお伝えします。
見晴らしがよくなる
庭があることで家の敷地が広くなり、家からの見晴らしがよくなり、開放感が生まれるでしょう。また、隣地との距離がある場合は、十分な日当たりや風通しも確保しやすくなります。
家の大きさだけでなく、庭など外構も含めて家全体のバランスを見ることも大切です。
子どもやペットの遊び場になる
小さいお子さんやペットがいらっしゃる場合、庭を遊び場としても活用できます。芝生にすれば、お子さんにも動物にも優しく、けがの心配も少なくなりますね。滑り台や砂場を設置すれば、家に公園のようなスペースができ、家の中からでも子どもやペットが遊ぶ姿を見守ることができます。
家庭菜園やガーデニングが楽しめる
ガーデニングが好きな方にとっては、庭は必須ですよね。花や木々を家にいながら愛でることができ、季節の移り変わりも楽しめるでしょう。また、庭があることで家庭菜園もしやすくなります。家庭菜園はプランターなどでも可能ですが、庭があれば小さな畑を作るなど、本格的に野菜を育てる楽しみを味わうことができますよ。
注文住宅に庭を作るデメリット
メリットの反面、もちろんデメリットもあります。
庭の活用方法が思い浮かばない方、庭に魅力を感じない方にとっては、これらのデメリットは大きく感じてしまうかもしれません。
コストがかさむ
庭を作るとなると、家を建てる面積にプラスアルファの土地面積が必要になるため、土地代が高くなってしまう可能性があります。また、庭の仕上げ方法や植栽、フェンスなどもこだわると、それなりのコストがかかるでしょう。
メンテナンスの手間がかかる
庭は放置していては荒れ放題になってしまいます。天然芝はもちろんのこと、砂利やコンクリートにしても、ある程度掃除やメンテナンスは必要でしょう。忙しい方は、庭のメンテナンスにまで手が回らない、という声もよく聞かれます。
外から見えやすい
家の周辺環境にもよりますが、庭に目隠しがない場合、外から見えやすくなってしまう可能性があります。特に小さいお子さんがいるご家庭は、プライバシー確保のためにもフェンスや柵をつけたり、植栽で目隠しをするなど、工夫が必要です。
庭の仕上げ方法4選
庭を作るとなった場合、考えなくてはいけないことは「仕上げ方法」です。
大きく以下4つの方法がありますが、庭の仕上げ方法は簡単に変えられない場合もあるため、慎重に検討する必要があります。
土のままにする
一番コストがかからない仕上げ方法は、土のままにしておくことです。土のまま何年も放置しておくことはほとんどありませんが、庭の優先順位は家よりも低いことが多いため、お金が工面できてから施行される場合もあります。
コストがかからない反面、雨でぬかるみやすかったり、靴が汚れやすい、雑草が生えやすいなどのデメリットがあります。
砂利を敷き詰める
砂利を敷き詰める仕上げ方法は、歩いた時に音が出やすいため、防犯の観点からも人気です。雑草が生えにくくなり、劣化もしにくいため、メンテナンスの手間が少なく済みます。
最近は、オシャレな砂利や石が増えているので、色や形を工夫して敷き詰めることで、他とは違ったオシャレな庭を演出できますよ。
一方、砂利は歩きづらく、子どもが遊ぶにはけがをしやすいというデメリットがあります。落ち葉などの掃除もしづらくなるため、植栽が多い場合は掃除の手間がかかるでしょう。
人工芝・天然芝を張る
芝生はお子さんやペットがいるご家庭に人気の仕上げ方法です。緑の爽やかな仕上がりと、安全面から、ファミリー層に人気が高いです。
芝生には、人工芝と天然芝があります。
人工芝は施工費用が高くつきますが、メンテナンスはほとんど必要ありません。ただし、10年に一度の張り替えは必要になります。
一方天然芝は、施工費用は安くなりますが、メンテナンスの手間がかかります。こまめに柴を刈ったり綺麗に生えるように育てる必要があるため、忙しい方には不向きかもしれません。
コンクリートにする
コンクリート仕上げは、耐久性が高くメンテナンスがしやすいことがメリットです。雑草が生えてくることもなく、掃除もほうきで掃く、水を流す程度で済みます。見た目もスッキリと仕上がり、スマートな印象の庭になるでしょう。しかし、庭全体にコンクリートを敷き詰めるとなると、コストがかさむことや、照り返しが強くなることはデメリットです。
庭をどう活用するかを検討し、家族の生活スタイルに合った庭づくりをしましょう。