注文住宅で仕事部屋をつくるメリット
近年、テレワークや在宅勤務をする方が多くなっていますよね。それに伴って、注文住宅でも仕事部屋を確保したいという要望が増えています。仕事部屋を独立して作る方もいれば、リビングや寝室の一角をワークスペースとして活用される方もいらっしゃいます。
ダイニングテーブルやリビングでも仕事はできると思われがちですが、仕事とプライベートをしっかりと分けておくことで、得られるメリットは大きいです。
家に仕事部屋があることでどんなメリットがあるのか、一つずつ見ていきましょう。
仕事がはかどりやすい
家族と過ごすリビングやダイニングで仕事をすると、家で過ごしている家族が気になったり、テレビやソファがあったりと、なかなか集中できないことも多いでしょう。
仕事部屋やワークスペースなどを設け、決まった場所で仕事をすることで集中して取り組みやすくなります。独立した部屋を用意できれば一番いいですが、寝室など日中は使わない部屋の一角をワークスペースにしてもよいでしょう。リビングやダイニングに作る場合は、壁に向かって仕事ができるように場所を工夫することで、仕事に集中しやすくなりますよ。
オンオフが切り替えやすい
家で仕事をする在宅ワークは、家庭と仕事の境界線がうまく作れず、オンオフを切り替えられないといったデメリットがよく聞かれます。しかし、仕事部屋やワークスペースを設け、仕事をする時はこの場所で、それ以外では使用しないと決めてしまえば、在宅ワークでもオンオフが切り替えやすくなります。
仕事関係の収納をまとめられる
仕事関係で必要なものや書類、書籍などを集めると、ある程度の収納スペースが必要なケースが多いのではないでしょうか。
注文住宅を建てる際に仕事関係の収納について考えておくことで、家族の収納スペースをきちんと確保することができます。
注文住宅で仕事部屋をつくるときのポイント
注文住宅で仕事部屋もしくはワークスペースを作ろうと思った時に、事前に考えておくべきポイントが4つあります。
注文住宅では、リビングやダイニング、キッチンなどが重視され、仕事部屋は後回しにされてしまいがちですが、在宅ワークが主な方にとっては、仕事部屋の方が多くの時間を過ごす場所になります。設備や日当たりなどをきちんと確保し、仕事に集中しやすい環境を作りましょう。
仕事部屋かワークスペースかを決める
まず考えたいのが、仕事部屋として独立させるか、部屋の一角にワークスペースを作るか、です。
仕事部屋として独立させることで、仕事とプライベートを分断でき、集中しやすい環境を作ることができます。また、独立した部屋なので、自分好みの内装にできることもメリットでしょう。一方、部屋が一つ増えるため、コストはかかってしまいます。
リビングや寝室の一角に作るワークスペースは、家族の生活を感じながら仕事ができることがメリットです。小さなお子さんを見ながらの在宅ワーク、家族がいる場所で仕事をする方が捗る、といった方が選びやすいスタイルです。コストは安く済みますが、家族の生活音や家事の音で仕事に集中しづらいことはデメリットとして挙げられるでしょう。
双方のメリットデメリットを加味したうえで、どちらが自分の仕事スタイルに合っているか、考えてみましょう。
窓をつけ光を取り入れる
注文住宅を作る際に、リビングの日当たりは必ず気にされるかと思います。
同じように、仕事部屋にも窓を設置し、採光を取り入れるように意識しましょう。仕事部屋だから電気さえあればいいと思われるかもしれませんが、日中外からの光が全く入らないと、気持ちも滅入ってしまいがちです。仕事部屋として独立させるなら、窓を一つはつけるようにしましょう。ワークスペースを作る場合は、眩しくない程度に採光が得られる場所にしたり、リビングの明かりを感じられるような場所に作るとよいでしょう。
コンセントやWiFiルーターの場所を考慮する
在宅ワークでは、コンセントが必ず必要になります。いくつ必要になるか事前に確認しておきましょう。将来的に機器が増えることも十分に考えられるため、コンセントは多めに設置しておくと安心です。
また、インターネット回線も必須な場合が多いでしょう。1階のリビングにWiFiルーターを設置し、2階に仕事部屋を作ってしまうと、回線が届きづらく、仕事がはかどらない原因になってしまいます。
事前にWiFiルーターの場所と、仕事部屋の位置を決めておきましょう。
必要な収納を確保する
仕事に使うものは、意外とたくさんあるのではないでしょうか。家族のスペースに仕事関係のものを収納しようとすると、家族分の収納を圧迫してしまうかもしれません。
事前にどれだけの収納が必要かを確認しておき、仕事部屋もしくはワークスペースに専用の収納を作っておくことがおすすめです。