リビング作りでこだわるべきポイント
お家の中でも、過ごす時間が長くなるリビングは特にこだわりたい場所ですよね。オシャレさも大切ですが、家は「生活」をする場です。まずは生活のしやすさに重点を置き、過ごしやすい家にするためにこだわるべきポイントをご紹介します。
テイストを決める
家づくりはまずテイストを決めることから始まります。リビングづくりでも同様に、まずテイストを決めることをおすすめします。
テイストを考えずにリビングづくりを始めてしまうと、壁や床のテイストと、家具のテイストにミスマッチが起こり、チグハグな印象のリビングになってしまいます。家具であれば後から変更することも可能ですが、壁や床、備え付けのものについては、リフォームが必要になるため、リビング全体のテイストを合わせておくことがとても大切です。
木や緑をふんだんに取り入れた「ナチュラルテイスト」現代的でモノトーンカラーの「モダンテイスト」アースカラーを使ったかわいらしい雰囲気の「北欧風テイスト」など、さまざまあるため、家族で好みのテイストを話し合って事前に決めておきましょう。
収納を意識する
リビングは多くの時間を過ごす場所のため、生活感も出やすいです。生活感があると、どうしても野暮ったいイメージになってしまうため、収納スペースは家づくりの時点で考えておく必要があります。
また、多くの物が集まるリビングでは、収納が多い方が生活するにも何かと便利です。収納スペースの確保が難しい場合は、階段下などデッドスペースを活用する、収納付きのテレビボードにするなどして、スペースを確保しておくといいでしょう。
生活動線を意識する
リビングは水回りや玄関、別部屋へのアクセスにも利用することが多い場所です。リビングの生活動線が悪いと、生活がしづらく、ストレスが溜まりやすくなります
生活動線を意識するうえで、LDKのレイアウトも考えておく必要があるでしょう。キッチンからリビングまで直線状に作られた直線型のレイアウトか、ダイニング部分を起点にL字でリビングが設置されるL字型にするのかも重要なポイントです。
直線型のLDKは、家具の配置がしやすく、家族の顔が見えやすいことがメリットな反面、生活感が見えやすいことがデメリットです。
L字型は、キッチンダイニングが独立した形になるため、生活感が見えにくく、生活スペースのゾーニングがしやすい反面、リビングで過ごす家族とコミュニケーションが取りづらい点がデメリットとして挙げられます。
オシャレなリビングで使われるテクニック
続いて、オシャレなリビングにするために、よく使われるテクニックについてご紹介します。
吹き抜け
吹き抜け天井にすることで、リビングに開放感が生まれます。また、吹き抜け部分に窓を設置することで、太陽の光が降り注ぐ、明るい雰囲気のリビングになるでしょう。特に都心に多い狭小住宅などでは、リビングを吹き抜けにすることで、視覚的に広く感じられるため、人気のテクニックです。
オープン階段
最近は、リビングに階段を設置するご家庭が増えていますよね。中でも、オープン階段は通常の階段に比べて、オシャレなデザインになっているため、リビングのアクセントになり、オシャレな空間を演出できます。
オープンにする分、階段下収納が使えなくなる、落下の危険性があるなどのデメリットはありますが、アクセントになる他、部屋を広く見せる効果もあるため、オシャレなリビングにしたい方にはおすすめです。
梁見せ天井
木を活かしたテイストにしたい方は、梁見せ天井もおすすめです。天井にアクセントが加わり、部屋全体のデザインがビシッと決まります。
吹き抜けと合わせて採用する方も多く、開放感が感じられることもメリットの一つでしょう。木は経年変化していくので、家の思い出とともに、木の変化を楽しみながら生活できます。
アクセントクロス
リビングの一部の壁にアクセントクロスを使用するだけでも、グッとオシャレ度が上がります。テレビボードの後ろや、キッチンの腰壁をアクセントクロスにするなど、変化を楽しむ方も多いです。
また、クロスだけでなく、最近ではアクセントウォールも人気ですね。タイルや木、石などの素材を使い、壁紙とはまた違った雰囲気を演出することができますよ。
ダクトレール
リビングのオシャレ度を上げるためには、照明が意外と重要です。天井にダクトレールを設置し、オシャレな照明をつけるだけでリビングの印象が大きく変わりますよ。
一般的なシーリングライトよりも、小さめの照明をいくつかに分けて設置すると、洗練されたイメージになり、都会的な雰囲気を演出できます。